哲学エヴァンジェリスト高橋聡の読書へのいざない

このブログでは、私が読んだ本のどういう点があなたに役立つかを明らかにします。 コメントは、気軽にいただければ幸いです。あなたのコメントは、私の糧になります。私のコメントはあなたの糧になります。 哲学エヴァンジェリスト 高橋聡

2017年05月

どうも、哲学エヴァンジェリスト高橋聡です。
ぼくは自分の弱さを実感する日々が続いています。
その自分の弱さに関することばを取り上げましょう。
//
私をいちばん驚かすことは、
世間の人たちがみな自分の弱さに
驚いていないということである。
//パスカル『パンセ』三七四 中公文庫版
 
 
今日はデカルトと同じ時代を生きた
フランスの哲学者パスカルのことば、
パンセの一部を見ましょう。
  
 
パスカルが一番驚いたこと。
それは、人々が自分の弱さを知りながらも、
全くそれに驚いていないということ。
 
 
自分の弱さに驚くことなく、
自分があやまっていることを認め、
世間の身のこなし方が間違っている
ことは認めないのだ。
  
 
こうした矛盾したところを
懐疑論は好む、とパスカルは言う。
 
 
懐疑論とは
世界はどうなっているとか、
そういったことを決定することはできないという
立場だ。
  
 
パスカルのことばはここで終わる。
以下はぼくの考え。
 
 
 
ほんとうは
自分の弱さをもっと自覚し、
その弱さへの対処法を取るべきなのだ。
  
 
パスカルは
人間は自然の中でもっとも弱い存在だという。
 
 
それにも関わらず、
人間が生き残ってきたのは、
弱い存在だと知って対処してきたからだ。
 
 
自分の弱さを知ることができなければ、
改善策など取りようがない。
結局、自分の弱さを知らない人こそ、
懐疑論に飲み込まれ、
不可知論を唱える。
 
 
自分の弱さを驚くくらい
自分と向き合いたまえ。
そうすれば、
周りの環境のせいにすることなく、
ただ自分のみが悪いことを認識し、
自分の行動を変えるだろう。
 
 
ぼくは自分の弱さに
驚きをもって接したことがないので、
なんともパスカルの発言は
新鮮でした。
 
 
あなたはどうですか?
自分の弱さに驚いたことがありますか。
  
 
なんでもいいので、
気付いたことなどあれば
気軽にコメントくださいね。

//

深心とは、深く信ずることであり、

これは自己の信念を決然と確立し、

仏の教えに従って修行し、

それに対する疑惑や誤謬を永久に取り除き、

一切の自分と異なった別の教理を

了解している人、

別の教理を実践している人、

異なった思想、異なった学説、

異なった見解に執着をしている人たちのために

迷ってあともどりしたり、

動揺して傾いたりしないことである。

//(法然『選択本願念仏集』石上善応訳より)

 

どうも、哲学エヴァンジェリスト高橋聡です。

ちょっとずつ週三回を目安に

哲学/宗教発信をしていきたいと思っております。

 

ぼくは本をよく読むので、

その本にあった良い言葉、

気になった言葉を選び、

それに注釈をつける形で

筆を進めたいと思います。

 

第一回は

鎌倉新仏教運動の最初に位置付けられるべき、

浄土宗の開祖法然の主著『選択本願念仏集』

のことばです。

 


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